FC2ブログ

ashida coffee

CATEGORY PAGE

category: 小説  1/1

珈琲とマメキチ

No image

マメキチとは仙台市の動物管理センターの譲渡会で出会った。とてもとてもおとなしかった子が今では我が物顔。。。外でほかの犬に会っては、ひるむこといっさいなく、気が強いと思いきや、洗濯機の音に震えたり。。。ごはん前も震える笑近頃は、お留守番の前に震えるようになってしまった。震えられたらわたしはもうそれはもう困ってしまう。置いていけない気持ち満載になってしまう。マメキチのそれが演技だったら相当の役者だ(笑)...

  •  0
  •  0

珈琲とマメキチ 第3話

No image

時間をずっとずっと先送りしてみよう。2019年11月。舞子はいつものようにマメキチの散歩に出かけた。「いつものように」この言葉は今となっては舞子の大切なこと。いつものように洗濯ができない日が続いていた。洗濯機にエラー表示が出て洗濯機がうまく回らなくなったのだ。今日はメーカーの修理屋さんがやってくる日。初めての電話の声の感じがとてもよくて、舞子の気持ちも明るくなる。時間通りやってきた温厚そうな修理屋...

  •  0
  •  0

珈琲とマメキチ第2話

No image

舞子が珈琲の仕事に就いて19年になる。手に職をつけたい、という単純な理由だった。旅行会社の人間関係にも疲れていて辞めたかったことが本当の理由かもしれない。入社当時は本部のセクションで個人旅行の販売促進や管理のような業務についた。その仕事は舞子は好きだった。特に販売促進の企画を考えることが楽しかった。7年目に差しかかる頃、仕事のマンネリを感じるようになった。その頃会社は本部の社員を現場に出そうという...

  •  0
  •  0

珈琲とマメキチ 第1話

No image

土曜の朝は平日の朝よりも少しゆっくり起きる。それが舞子の日常だ。飼っている犬のマメキチはいつものように舞子の布団の中に潜り込んでいる。犬と一緒に寝るのはあまり良くないらしい。この心地よさと引き換えられるものなどないと舞子は思う。7時前には布団から抜け出して散歩に行こう。今日も忙しい一日になる。舞子はコーヒー豆の焙煎を仕事にしている。店はやっていない。工房用に小さな家を借りて毎日そこで焙煎をしている...

  •  0
  •  0