ashida coffee

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やあ!

    
      旅本を乱読している。
      旅本でありながら
      人がつくりだしてしまったたくさんのもののために
      被る動物のことが書かれている。
      なによりわたしには痛い。
      痛くてたまらない。
      工房のあった場所は 昔、どんぐり山と呼ばれる山だった。
      おそらくたくさんの生き物がいたに違いない。

      昨日ポカポカとした工房の庭でタヌキがお昼寝をしていた。
      すぐに逃げない。
      そのあとも2、3度 姿を見せてくれた。
      明るいところでみるとミニチュアダックスフンドのような
      くりくりの目をしていた。
      けれど首のあたりは毛が抜けて痩せていた。

      
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       声を出して 2度は読んでほしいとその作家は書いている。


       「光の中の一匹のオオカミ」

         断崖の上を照らす 
         夕陽の最後の光
         だまって見下している オオカミが一匹
 
         生き物がもたれ合いながら
         生き続けてきた年月
         どんな転変地異にも
         滅びるものはいなかった

       
         人がやって来てから
         ずいぶん 狭くなったナワバリ
         みんな押しやられた
         ついに棲家がなくなった

    
         生き続け 戦い続けたけれど
         相手に勝つためではない戦い
         生き続けてきたのだから
         生き続けようと戦った

         
         誰をうらむこともしない
         世の中が生きられないほど
         変わってしまったとき
         ただひっそりと消えていく


         滅びは悲しみではない
         無抵抗の羊とはちがう
         生きる努力をしたのだから

      
         一匹 オオカミは戦いぬいた
        
         陽が沈み 暗くなっていく
         あかね色の西の空
         オオカミの姿は間もなく
         闇に中に消える

   
         ひとときだったけれど
         生きぬいた記憶をとどめて



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        月が明るい時のオーロラツアーはおすすめしない
        月のことなどまったく考えず組まれるツアー






     

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